少しの間ブログのお手伝いをさせていただくKです。よろしくお願い致します。
4月3週目のお稽古。
本日のお菓子は、京華堂さんの「薯蕷(じょうよ)饅頭、名は『行く春』」。
揺れる水面に桜の花びらがひとつ。なんと美しい情景でしょうか。春の余韻を楽しみながらお点前をいただきました。
お床に生けられた、乙女椿と花水木です。静かに「行く春」を見送ってくれているようでした。
煙草盆にある「火入れ」に炭を入れるお稽古です。灰を山のように作り、中心に「火入れ炭」を置きます。
お点前に使用する炭をみせていただきました。切り口の形状が菊のような形になっている事から「菊炭」と言うそうです。
小間の茶道口にある襖。「太鼓襖」と言うそうです。お稽古を始めた時から気になっていたのですが…
金属の引手を使わずに、骨組みの一部を斜めに張りくぼめた「切り引手」という形状はシンプルでありながら、とてもモダンで美しい表情です。
どんなに小さな所にも、美の意識が生きているお茶の世界に、今週もまた、目から鱗がはらり、はらり でした。
季節は立夏に向かい、相應庵のお庭にはツツジが咲き始めています。